2006/01/10 (Tue)へばり付く読書欲 
音楽もしかり、読書も「何を今さら」なものをチョイスしがちな、anhideっす。

- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/02/03
- メディア: 文庫
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「何でこのタイミングで?」に理由はないけど、この事件は非常にオレにとっても忘れられない(忘れちゃいけない)もの。
って言うのも、
①1995年3月20日(月)は普段通勤では全く使わない、朝の丸の内線に当日乗ってて、ニアミス状態だった(東京~池袋間。朝から池袋西〇で研修を受ける為)
②オレが新卒で入った前の会社の同期が日比谷線(北千住~中目黒間)で正にサリンに遭遇してしまい、しかもこの本に彼と彼を助けた上司のインタビューが掲載されてる
という訳。
研修後、会社に終わった旨の電話をしたら、「お前大丈夫か!?地下鉄でテロがあったみたいだけど!」って言われて、初めて知った。会社はオレが池袋直行してるの知ってるから、心配してくれてたみたい。当時はまだ携帯なんてまだそれほど普及してなかったから。
品川~山手線のルートでも良かったのに(普通ならそう行きそうなものだが)、何でその日に限って丸の内線を選んだのか?自分でも良く分からない。何となくそれに「引き込まれてた」のか?と考えると、ぞっとする。
本屋でたまたま目について、「あ!この事件の事、忘れてたかも」って、慌てて手にとってみた。
事件後、後遺症に悩まされ事件の事を忘れたがってる被害者(当事者)の方のお気持ちは、良く分かる。当然だと思う。でもオレの中では「ニアミス」的距離感のせいか、「風化させちゃいけない事件」って認識。
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