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いんちき帖

個人の日記です。
書いている人間:アソージュンコ。
財布に小銭をためがちな社会人。

<使用上の注意>
頻出ワード:ヒゲ・眉毛。モジャー。

2013-06-23

雨降ったり止んだりで

私のこころも雨模様だよ六月だから! ってまあわたし一年じゅう心ジメジメしてますけどね……。

そんな私の心のことはどうでもいい。


レ・ミゼラブルに行ってきました(6月公演)。こないだのは5月公演なの! 違うものなの!(同じです)

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福井バルジャンと吉原バルジャン両方観たかったからキャストスケジュールとにらめっこしてチケット取ったんですけど、福井さん怪我で5月居なかったっつうね……。そんな目論見の外れっぷりがわたくしの少ない予算も相俟って残念感いや増すというか。大人なのに……オレの稼ぎが少ないばかりにゴメンよオレ(自分に謝罪)。

とは言え今回はジャベールが福井さんなのでな。目的は達したわけですよ! 四季時代は多分数回、しかもほっとんど素顔が見えないキャッツとかでしか当たったことないんですけど、


福井ジャベールちょう歌うめーし……(当たり前だ)


レミゼだと複数人で同時に歌うアレをよく繰り出してくるのですが(※みんな歌詞違う)、福井さんの歌ばっかり聴いてしまうよヒイー。あと基本的にハンサムジャベールですねハンサム。イケメンとかじゃないハンサム。

何だこのハンサム。後半憔悴するハンサム。反則だろハンサム。……もういいですかね。


そういえばキャッツには、かのミック・ジャガーがそもそものイメージ・モデルというラム・タム・タガーっつう超絶派手に登場し好き勝手なことやって去っていくセクシーモテモテキャットが存在するのですが(客席から若い女子をさらって舞台で一緒にくるっと踊るのが一大イベント……)、福井タガーはセクシーと言うかハンサムキャットだったよなあ、みたいなことを思い出してやっぱりハンサムすばらしいと思いました。いや、何しろわたしが最初に観たのが芝タガー、芝さんと言うのはいやもうほんとに超絶歌うまいヒゲのひとでな(おまえはまたヒゲかよ、って芝さんも別にいつもヒゲなわけではなかったな……。もちろん)、よく分かんない色気と愛嬌とすんげえセクシーヴォイス(ここポイント)で会場を魅了していくおっかないひとでな。……わたしにとってタガーといえばそういうアレでしたので、わりとタガーは毎回厳しい目で見てたんですけど、ハンサムタガーでも全然いいな! とポジティブにぽわんと観られたのを思い出しました。ってなにをみていますかわたしは……。

※福井さんといえばマンカスなのかもしれんですが、私は当たったことなく……


橋の上で星よ(Stars)歌うとことかずるいよね……そんな跪いて十字切らないでカッコイイから!(エッ) 特に(後半より)前半がよかったですねジャベ。 

ところでこのジャベールの見せ場が際立っているのがレミゼの特徴というか、前演出でもそうだったんですけど、だいたいジャベのソロが一番拍手貰ってたりしますね……。このへん突出してないと、しょっちゅう見てるっぽいマダムから「今日のジャベールはイマイチねー」とかダメ出しされてたり(マダム批評こわい)。反対にバルジャンは聴かせどころがわりと少ないと言うか(個人の感想です)。どうもあのひとのもちうた、聴いてる方にとっての難度が高い気がするのです。

ただ、絶望からやけっぱちでボロボロになってく序盤のシーンから後半のお父さんぶりまでバルジャンに求められるものは多く、わたしはわりと歌!至!上!みたいな感じでミュージカルを見てしまうのですが、バルジャンについては歌だけじゃないよなあ、と思うし、何が言いたいかって吉原さんやっぱりすばらしいってことです(いや吉原さん歌もうまいけど)!

カーテンコールではやっぱり両手にちびコゼットとちびエポニーヌをつれてでてくるわよ! なんだよおとうさんめ! すてき!

今回客電ついてもスタンディングオベーションが続いていたのでもっかい出てきてくれたんですけど、なんかこういうの久しぶりだったので初めてミュージカル見てぐわあ、って思ったときのことを思い出してなんだかすごくぐっと来ました……。あと吉原さんカテコで前出てくる前に福井さんとガシッとハグしてて、あーやっぱいいもん見たのう! とかぐっとくるポイント多すぎて困る。

※カーテンコールもアンコールと一緒である程度織り込み済みですからね、様式美というか……でもあの客電ついても鳴り止まない拍手とか、ふっと周りをみると観客総立ちだったりするあの感じが私はやっぱり好きだなあとおもったことです……


両者とも善悪の狭間で葛藤してそのなかでバルジャンは司祭つうかに救われて苦悩しつつも生きのび、ジャベールは迷い苦しんだ挙げ句に死を選ぶのですけれど、なんかどっちかというと自分なんかは絶対橋から落ちる方なような気がするので、「また職務の奴隷か!」「ひいいすみません」みたいな複雑な気持ちで観ております……長年信じてきたおのれの正義を自分にとっての悪の象徴みたいな存在に突き崩されたらどうしたらいいんだろうか……ってダメだオレも橋から落ちるしかない(倒)

だいたい司祭のあなたの魂わたしが買った、で毎回涙腺が崩壊してますが、わたしの涙は感動とかではない気がします。たぶん、じゃあオレの魂の救いはどこやねん、オレも橋から落ちるで的な(エッ)。……みたいなことなのかもしれない。そんなことをちょっと思いました。まあバルジャン長年に渡って地獄も引き受けてる気もしますが。ねえ。っていうか私の魂がどんだけ救われないのかみたいなことを書いていてすまんでござる。疲れているんだわよ……


でも捕まえてもいいけどちょっと待ってくれ、とか言いながら結局捕まえさせてあげないよねバルジャン。みたいなことに気づいたりしている……(ギャフン)。


今回もガブがせいしろうだったので、子ども店長との縁が深すぎるのか……。ファンテーヌは知念里奈でしたがうーん、お歌はなんつうか全体的に声に太さというかボリューム(声の大きさということではなくて)が足りなくて(調子悪かったのかしら)ハラハラしながら聴いていました。全体的なパッションみたいなものはよかったと思うんですけど(すみませんここはやっぱり歌!至!上!)。あまりわたしの好みではない歌いかただったということだけかもしれないですね。マリウスは……マリウスに以前感じた「このやろう……」感がなくって、何なのかよく分かりませんが、前よりあいつのこと許せる気がするんだ……(マリウスをな。あと下水のシーン、最後はやっぱりお姫様抱っこである)。うたはやっぱりうまいよ育三郎……。エポもよかった。やっぱりエポニーヌばっかりみてしまいます。手紙を渡しにくるところでバルジャンが気をつけてゆきなさい、みたいなことを言うのだがなんか知らんが涙腺を刺激されて困る……


あと例によってグランテールをじっとり観察してきましたが、

・よろけてアンジョルラスにぶつかりそうになるけど一瞬身を引くなどして明らかに遠慮してる感

・アンジョルラスに酒瓶を取り上げられるシーン

とかこないだはあんま見えなかったんだけど、結構このあたり丁寧に描かれていましたよね……。途中から何かを覚悟しつつもその場に居てただ苦しむ姿みたいなのが顕著になっていくのですが、だいたいスゲーはじっこに居ますねグランテールは!

しかし明らかに革命とか乗り気じゃないのにガブに引っ張られていくところとか、死者が出て一番元気なくなっていくところ(とそれを慰めようとするガブ)とか、最後もうやけっぱちで死に突き進んでるとしか思えない感じになってるあたり、グランテール周りを詳細に見ていくと本当に何かものすごくつらいのでもうすこし何とかなりませんかねアレ……(じっとり観察しすぎです)。

原作はアンジョルラスと一緒に死ねるからいいような気がするのですが……(いいのか)。


ちょっと5月と雰囲気変わってたしもっかいみたいよね、と思ってももう遅いと言うか帝劇は7月10日までですので。ああー。なんでもう一公演くらいとっておかなかったのかー!(ごろごろ)

でも涙腺決壊度はやはり五月の方が上だったし、あんまりたくさん見て飽和したくないような気もするのですよね……。