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2011-11-02

モダンアート・アメリカン -珠玉のフィリップスコレクション @新国立美術館

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新国立美術館でアメリカのモダンアートを一挙に見れる展覧会があったので行ってきました。

フィリップス・コレクション展


ヨーロッパ美術の模倣をし、そのトレンドを追っていた近代美術の夜明けから、

多様な民族が1国に集っている特殊性や

当時の国力上昇の勢い、

原野と摩天楼の両方を持つ風土を背景に、

ヨーロッパとは一線を画して発展したアメリカ近代美術。

そして第2次世界大戦で戦火を逃れてきたヨーロッパからの移民芸術家を受け入れて、

戦後はニューヨークを中心とした現代美術を世界的にリードするに至るまで。

実に見応えのある、充実した展覧会でした。



作品の展示のしかたが、大まかな時代の流れで区切って、

さらに絵画の特徴ごとにテーマをつけて見せるようにしていたので、私のような永遠の初心者にも非常に理解しやすかったのがとてもよかったと思います。当時のアメリカ音楽付の音声ガイドもナイス。



フィリップス・コレクションは元々ヨーロッパの作品もいっぱい持っていて、

今回の展覧会のためにその中からアメリカの作品を選りすぐって展示してあるわけなのですが、

このアメリカ近代美術のコレクションの充実ぶりはすごいです。

私の好きなエドワード・ホッパーもありましたし、オキーフ、ジャクソン・ポロック、サム・フランシスというビッグネームも目白押しです。



で、今回。

そういう大御所的なものもすごく良かったんですが、

『何じゃこれ?』

『誰じゃこれ?』

『これ、芸術って言っちゃっていいの?』的なものもチラホラ…

思わず絵の前で笑っちゃった作品もありました(* ̄m ̄)プッ…。

これ。

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ぐーりぐーり、ぐーりでん…♪

何なんですかね?

この赤い太陽にぐりぐりした渦巻が描いてあるのは??

《赤い太陽》byアーサー・G.ダヴ

いや、この人はどちらかという大御所のほうなんですよ!

そうなんですけどね!



それにしても…うーむ。

これを芸術と認め、評価を下した芸術評論家的な人、

コレクターのお目の高さには頭が下がりますが…

ごめん!

アタシには面白画像にしか見えないww!

これ、実物だとより一層『おもしろ画像臭』がしてるんですよ。

ぜひ実物を見てほしい。



いやーぁ、ホントすみません。

シロートがとんでもない暴言をww。



でも私、こういうの見ると嬉しくなるんです。

新しいものに会えて新鮮な驚きがあるし、楽しいし、

訳わからないもの見てると

『この絵は自由だー!と同時に、私も自由だー!』(@犬井ヒロシ)って思うんですよね。

で、なんか元気になる。

そもそも『芸術とはこういうもの』っていう決まりごとはないんだしね。


とはいえ…


いいのか?


いいのかー?!?!



ぐーりぐーり、ぐーりでん…♪

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(好評につき再掲)


こういうの見てると、

私が今まで『こ、これはすごい!』と崇拝していた抽象美術、

たとえばポロックとか

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マーク・ロスコとか

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その手のものに対する自分の評価までアヤシくなってきて、

(『あれってホントにすごいのかなー…?』的な)

そういう自分の価値観が揺らぐのも、楽しいなーと思います。




ヨーロッパとは一味違うアメリカの近代美術の発展史。

なかなか楽しかったです。




12月12日までやっているので、お時間あったらぜひどうぞ。



私の好きなエドワードホッパー。

タイトル『日曜日』


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なんと陰鬱な表情なんだ…

いったいどうしたっていうんだ、この人は…

後ろの店も空っぽじゃないか…

借金苦か…?


エドワード・ホッパーって


ポツネ~ン…としてますよね、なんか。

そこが好き。

『どうしたのかなー』っていう、そのかんじが。

『日曜日』のおじさんの行く末に思いをはせてみる私でありました。