グランジ

グランジ

「汚れている」という意味を持つ「Grungy」が元。80年代に隆盛を誇ったMTV主導によるポップ・ミュージックに飽き足りないものを感じていたリスナーは、90年代にそのようなシーンの潮流を一掃してしまうような「遅れてきたパンク・ロック」にして「ファズを通したカレッジ・ロック」であるニルヴァーナの登場に熱く注目する。彼等の悲痛な叫びとその貧しく不潔な風体は同じく行き場のない若いリスナーの共感を呼び、それに沿ってパール・ジャム、サウンド・ガーデン、マッドハニー、スマッシング・パンプキンズといった同時期に台頭したヘヴィな側面を帯びたロック・バンドを一括するジャンルの呼称として、「グランジ」は生まれた。また、彼等は主流に対抗する傍流として位置付けられていたが故に「オルタナティブ」とも呼ばれた時期もある。現在では懐古的な意味合いとしてしか使われない言葉だが、彼等の登場が後のアメリカのロックミュージック・シーンに残した功罪は巨大なものがある。

基本的にグランジとはシアトル出身のバンドのことを指す。汚い服装の面で語られることが多いが、音楽性としては、ブラック・サバスレッド・ツェッペリンなどの70年代ハードロックとパンク・ハードコアの影響うかがわせるサウンドが特徴。

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