フィッシュボーン

フィッシュボーン

フィッシュボーン

Fishbone

関連バンド

アメリカはロサンジェルス出身のバンド。バンド結成は1979年。スカ、ファンク、パンク等の要素をごちゃ混ぜにした、いわゆる「ミクスチャー・ロック」の先駆者として、また、RHCPJane's Addictionと共に80年代後半~90年代前半のL.A.シーンを牽引する役目を果たした。

略歴

初期

治安が悪いとされるロサンジェルスのサウス・セントラルで、幼なじみのジョン・ノーウッド・フィッシャー、フィリップ“フィッシュ”フィッシャー、ケンダル・ジョーンズ、ウォルター・A・キビー、クリス・ダウドに、アンジェロ・ムーアが加わった形で結成される。地元でライヴを行い、1985年にセルフ・タイトルのEPでデヴュー。1987年にはフル・アルバム「In Your Face」をリリース。

活動期

音楽的にはメタル、ハードコア寄りの音作りが多くなる。1988年リリースの「Truth and Soul」ではカーティス・メイフィールド?の「Freddie's Dead」をハード・ロック・アレンジでカヴァーし、バンド最大のヒットとなる。その後、マイルズ・デイヴィスとの交流で知られたジョン・ビッガムを新メンバーとして加える。1991年には、最高傑作との呼び声も高い「The Reality of My Surroundings」をリリース。バンドサウンドはヘヴィ・メタル色を濃くし、1993年リリースの「Give a Monkey a Brain and He'll Swear He's the Center of the Universe」には、もっともメタリックなチューン「Swim」が収録されている。

受難期

1993年、ギタリストケンダル・ジョーンズがバンドを脱退し、父親の所属していたカルト宗教に入信してしまうという事件が起きる。ノーウッドはなんとか連れ戻そうと画策したが、警察に通報され、逆に逮捕されてしまう。翌1994年には、クリス・ダウドもバンドから脱退、所属していたソニー・レコードからは契約を切られるなど、バンドにとってはまさに踏んだり蹴ったりの状況だった。残ったメンバーで1996年に「Chim Chim's Badass Revenge」を発表するも、売れ行きはまったく芳しくなかった。その後、またもオリジナル・メンバーであり、ノーウッドの兄弟でもあるフィッシュがバンドを脱退。ついでにジョン・ビッガムも脱退。

こうした状況下でもバンドは精力的にツアーを続け、ファンからの支持も継続して根強いものがあった。しかしレコード・セールスにはまったく恵まれなくなり、フィッシュボーンは表舞台から姿を消した状態だった。もっとも、ジョン・スチュワード(Drs)、トレイシー"Spacey T"シングルトン(G)、ジョン・マクナイト(Key)といったメンバーの加入もあり、新しいフィッシュボーンとして再始動した時期でもあった。

復活期

2000 年にはFishbone and the Familyhood Nextperience名義で「The Psychotic Friends Nuttwerx」を発表する。この作品にはジョージ・クリントン、ノーダウトのグウェン・ステファニー?バッド・ブレインズHRペリー・ファレル、そしてRHCPからはジョンフリーチャドなど豪華メンバーゲスト参加している。ツアーを精力的に行うが、セールスには恵まれなかった。その後ジョン・マクナイトが脱退してしまう。

受難期Ⅱ

2002年には主に新曲をライヴ音源で収録した「Live at the Temple Bar and More」を発表するが、ドキュメンタリーDVD発売を巡るいざこざからスペイシーTが脱退。そしてダーティー・ウォルト(ウォルター・A・キビー)も脱退してしまう。オリジナルメンバーはノーウッドとアンジェロの二人だけに。

復活期Ⅱ~現在

メンバーとして元スーサイダル・テンデンシーズ?のロッキー・ジョージ(G)、トーリ・ラフィン(G)、ドレ・ギプソン(Kbd)の参加があり、バンドは再び復活への道を歩み出す。ダーティー・ウォルトの後釜(トランペット)としては、何人かのメンバーを模索したが定着しなかった。2006年にはスタジオ・ワークとしては6年ぶりになる「Still Stuck in Your Throat」を新メンバーで制作。

RHCPとの関係

同郷という事もあり公私に渡り非常に交流は多い。一例として「The Uplift Mofo Party Plan」へのコーラス参加、「母乳」収録の「Taste The Pain」のドラムはフィッシュが叩いている等。また、ヒレルがドラッグに溺れてRHCPをクビになりかけていた時期、アンジェロがヒレルとバンドの間に入り、きちんと話をするよう世話を焼いたとされている(デイヴ・トンプスン著「レッド・ホット・チリ・ペッパーズhttp://www.amazon.co.jp/dp/493833920X)。

メンバー

現在のメンバー
  • アンジェロ・ムーア Angelo Moore(ヴォーカル、サキソフォン、テルミン、パーカッション)
  • ジョン・ノーウッド・フィッシャー John Norwood Fisher (ベース、ヴォーカル)
  • ロッキー・ジョージ Rocky George(ギター)
  • ジョン・マクナイト John McKnight(キーボード、トロンボーン、ギター、ヴォーカル)
  • ドレ・ギプソン Dre Gipson(キーボード、ヴォーカル)
  • ジョン・スチュワード John Steward(ドラム)
元メンバー
  • ケンダル・ジョーンズ Kendall Jones(ギター、ヴォーカル)
  • クリス・ダウド Chris Dowd(キーボード、トロンボーン、ヴォーカル)
  • ジョン・ビッガム John Bigham(ギター、キーボード)
  • フィッシュ Philip "Fish" Fisher(ドラム、ヴォーカル)
  • ダーティー・ウォルト "Dirty" Walter A. Kibby II(トランペット、ヴォーカル)
  • スペイシーT Tracey "Spacey T" Singleton(ギター)
  • Anthony Brewster(キーボード)
  • Dion Murdock(ドラム)
  • Tori Ruffin(ギター)
  • Curtis Storey(トランペット、ヴォーカル)

主な作品

  • Fishbone(1985)
  • In Your Face (1986)
  • Truth and Soul (1988)
  • The Reality of My Surroundings (1991)
  • Give a Monkey a Brain and He'll Swear He's the Center of the Universe (1993)
  • Chim Chim's Badass Revenge (1996)
  • The Psychotic Friends Nuttwerx (2000)
  • Still Stuck In Your Throat (2006)
  • Live at the Temple Bar and More (2002)
  • Live in Amsterdam (CD+DVD 2005)
  • Fishbone Live (CD+DVD 2009)

公式サイト

fishbone.net