2009-01-20
デューラーはデッサンの神様(前編)
先日、歯医者さんに行った帰り(結局通院中・汗)に
大型文房具店に立ち寄って、
画家の絵のポストカードがあるコーナーを見ていたら
ぱっと目に飛び込んできた人物画がありました。
(ああ・・・これ好きだなあ。デューラーかなあ?
でもミュシャって書いてあるね。へ?
ミュシャってデューラーみたいな絵も描けるのかいっ?やるな!)
・・・・・・・よくよく見たら、デューラーの絵なのに
間違ってミュシャのコーナーに置いてあったw
まあそれはいいのですが、あとで調べてみたら
自画像ですねコレ。
最初、女性を描いたのかと思った。
こっち↓の自画像は知ってたけど、上のは初めて見ました。
どちらの自画像も、帽子がステキですなあ。
何気に服とのコーディネートも完璧w
なるほどデューラーはお洒落さんだったんだね。ウフ。
えっと。
ルネッサンスというと、真っ先に
イタリアを思い浮かべるモンですが、
同じ頃にドイツとか、オランダとかで
北方ルネッサンスというのもあったんですよね。
デューラーは、その北方ルネッサンスを代表する
ドイツ人の画家ですね。
以前はあんまり気に留めていなかったんですが、
今ではすっかり大ファンに。
なにしろデューラーはデッサンがすんごくうまい!
個人的に、デッサンが好きな画家ナンバーワン。
これまた自画像・・・13歳のときのデッサンだって!
デッサンって、ただ形を写せばいいってもんではなくて、
表現力がないといけないんですよね。
そういう意味で、デューラーは本当に凄いと思います。
だって、なんか「大人に物申す!!」って感じが
ビシバシ伝わってきませんか、この絵。
生意気そうw
うん、まあ確かに13歳でこんなに描けるのはかわいくないね。
次はデューラーの母ちゃんをば。
ヒィー、そーとー御歳を召してますなあ。
オデコの皺とか口元とか首とか。
たとえ自分の母ちゃんであっても、その辺を見逃さずに
容赦なく描いちゃうあたり、サイコーです。
この記事の最初に載せた2つの自画像にしても、
顔の部分を拡大して見てみると
左右非対称ということが強調して描かれていて、
デューラーはとても正直な描写をする画家だなあー、
いいなあー、と思うのでした。
顔が左右で全く対称な人なんていないもんね!
そしてデューラーは動物や植物を描くのもすんごくうまい!!
んだけど、これ以上書くと長くなっちゃうので、
そのへんの素晴らしいデッサンの紹介は次回にします。