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2010-09-23

ばあちゃん

| ばあちゃん - 鳥と音楽家 を含むブックマーク ばあちゃん - 鳥と音楽家 のブックマークコメント


じいちゃんはワケわからんことばかりやってサッパリ稼がなかったのでw、渋谷家の家計はばあちゃんが支えていました。


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ばあちゃんは着物職人だったのですが、母の話では、ばあちゃんは商品にクレームをつけられるのを極度に嫌がっていたために、慎重すぎて仕事が遅く、数は上げられなかったとのことです。そして、遊び好きで社交的なじいちゃんとは対称的に、勤勉で、友人を持とうという気持ちの全くない人だったそうです。


そんなばあちゃんは、幼い私にとって、じいちゃんとは違う意味でつかみにくい存在でした。いつだったか、私は何かをやらかしてばあちゃんに叱られたことがあって、それ以来ばあちゃんには威厳のようなものも感じていました。


そんなばあちゃんが、私が小学3年生の時、突然我が家に遊びにやってきました。私の家族室蘭から苫小牧引っ越してからのことです。それまで一度もばあちゃんが遊びに来たことはなかったので、びっくりしたものです。


ばあちゃんは2週間から1ヶ月くらい滞在しました。母から私の目が悪くなってきていることを聞かされたばあちゃんは、「目のマッサージを教わったことがあるからやってあげる」と言って、毎日私の頭をひざの上に乗せ、目にハンカチをかぶせて、その上から眼球の周りをマッサージしてくれました。ばあちゃんはここでも勤勉だったのです。それなのに、私は目を全然大事にしなくて、視力は悪くなる一方でした。


それから2年も経たないうちに、ばあちゃんが膵臓ガンで危篤だという知らせが入りました。昏睡状態で、黄疸が出ている、と。


その夜私は夢を見ました。真っ白な中に、ばあちゃんがニッコリしながら立っていたのです。とても健康そうでした。


「ばあちゃん元気そうだよ!黄疸なんか出てないよ!」


私が思わず声をかけると、ばあちゃんはニッコリしたまま消えてしまいました。


次の朝、目を覚ますと母に「ばあちゃんが亡くなった」と言われました。それは私にとって初めて経験する「人の死」で、お葬式ワンワン泣いてしまいました。


ばあちゃんは享年68歳だったかな?あまり長生きできませんでした。


今でも時々、目を使いすぎて疲れると、ばあちゃんが私にしてくれた目のマッサージ自分でしています。ほんとに目、毎日使いすぎ・・・PC使うようになってから特にヒドい。ごめんね。ばあちゃん。そうそう、私が人からいろいろケチつけられるのが嫌なばかりに仕事が遅いのは、きっとばあちゃん譲りなんでしょうなあ。でもじいちゃんの「いいかげん&なるようになるさ」なところも相当受け継いでるみたいなので、慎重になったりテキトーになったり私は毎日カオスだよ。ばあちゃん。


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